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■ななちゃんねる通信■

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■川田亜子さん■

25日に茨城でコンサートがあったついでに、
実家へおこもり&お子守へ行ってきた。

毎度毎度そうなのだけれど、
実家へ帰っていると、TV・新聞・インターネットなど、
外部の情報網を一切絶たれてしまうような生活環境になるため、
東京へ帰ってきていろいろな情報をみて、
【え!!!】
っと驚愕することが多い。

今回、驚愕したのは、川田亜子さんの自殺だ。

この情報は昨日知ったことなんだけれど、
詳細を知ったのは、東京へ帰ってからだった。

特に好きでもなく、嫌いでもなく、という存在だったけれど、
ちょっとお間抜けで高飛車な発言をしていたキャラクターだっただけに、
一般的な印象は多分、【気楽に生きてる人】と解釈されがちであったろうと思う。
そして私もその一人だった。
だから、本当に本当にびっくりしてしまった。

一般的なイメージと、本当の自分に開きが出来てしまって、
その距離が埋められなくなってしまったんだろうか。
それとも、何かみんなが憶測するようなこととは関係ない、
全く別の要因があって、それが引き金となって、
今までのいろいろなものが、噴出してしまったのだろうか。

辛かっただろうなぁ。
本当に。

例えはよくないと思うけれど、
先があまり期待できない病を抱えている人をあげて、
命が欲しくても叶えられない人もいるのに、自殺なんて甘い、
と、説く人も世間にはいる。
その思いも非常に理解できるし、倫理的には正論なのかもしれない。

けれど、しあわせも不幸も、その人にしかわからない。
傍から見て、なんとうらやましい!と思われても、
それはその人のものさしであって、
当の本人のものさしが言う、【しあわせ】や【不幸】は、
またそれとは別のもの。
本人がしあわせとおもわなければ、それは幸せにはならない。

しかし、人間はどうしても比べてしまう。
【お前はいいよな、俺なんかさ・・・】
こういう思いは少なからず誰しも持っていると思うし、
そう思ったことはゼロではないと思う。

私も他人に対しそう思ったこともあるし、
そう思われたことも少なからずあるだろう。きっと。
こういう妬みや嫉みは、多かれ少なかれ誰しもあるけれど、
それは生きてゆくうえで仕方のないことだと思う。
公言せず心に秘めているだけだったら、OKの範疇だと思う。

でも、エスカレートすると手に負えない。
特に最近は、自分を名乗らず相手を直接攻撃することが、
昔に比べ簡単に出来る時代になっている。
川田亜子さんはそういう感情の矢面に立ってしまったのだろうか?

29歳は、平均寿命を考えると、
けっして十分に生きたという数字ではないけれど、
それこそ他人の解釈。
本人にとっては、もう限界だったのかもしれないな。

なんだかちょっと、悲しい。
残されたご両親を思うと、本当に切ない。
長い休憩を取ってしまったなぁ・・・。
どうぞ、安らかに。
by nanacode | 2008-05-28 20:14 | ■日々のつぶやき■