■ななちゃんねる通信■

nanacode.exblog.jp
ブログトップ

今さらですが

あんなに大嫌いだったというか、
好き嫌いの範疇にも入っていなかったぐらい、
全く無関心だった古典を、
なんと今、嬉々として読んでいる。
人生、何がどうなるのかわからない。
今、読んでいるのは名著中の名著、枕草子。

中学、高校の時、
枕草子のほんの一部を習ったような、
かすかすな記憶があるけれど、
本当につまらなかった。
あの有名な「春はあけぼの、、、」も、
テストに出るからと無理やり暗記させられたので、
その部分は今でも覚えているけど、
だからと言って人生観が変わるようなことなど何もなかった。

ところがどっこい、それから30年以上過ぎた今。
わずかなきっかけから、
俳句を初めて一年半余りになり、
それから歳時記や句集、歌集を読むようになって、
今や古典に行き着いた。
そして現在、私の中のキラキラ女史はダントツ清少納言様なのであります。

超にわか清少納言ファンなため、
原文解読には至っていないけれど、
訳本をたくさん読んでいる。
訳本は真面目ものからかなりおちゃらけているもの、
漫画までと、多数あるけれどそれぞれに面白く、
とにかく清少納言の洞察力と筆の力には、
ニヤニヤしてしまうことばかりなのだ。

まぁ、悪口の多いこと多いこと。
これが辛辣で本当に楽しい。
いろいろあるけど、
ブスについての悪口の章は、
おいおいそこまで言うかー、
なんて感じで、もうたまらん!なのです。


読んでいてわかったのは、
「いとをかし」は、いいね👍
「いとわろし」は、ちょーキモい👎
と同じなのだということ。
そういう解釈をしたら、
なんだか一気に目の前が開けて、
文章がグッと身近になった気がしたのだ。

なんでこんな風に教科書や、
せめて先生は教えてくれなかったんだろう。
「いとをかし」は、風情があってよい
「いとわろし」は、好ましくない 感心できない
なんて訳して教えるから、全然興味がなくなるではないか。

ちょーキモいなんて訳が正しいとは思わないけど、
枕草子を覚えて欲しいがための、
導入としての訳なら絶対にこっちの方が興味深い。
だって、私たちに身近な言葉なんだもの。そっちの方が。

導入はなんでもいいのだ。
ヨコシマでも不純でも方向性が間違っていても。
とにかく、知って欲しい!わかって欲しい!
って時には、上品ぶっていたって誰も来やしないのだ。
敷居を低くして、
ほーら、言わないだけで、
あんたもホントはブスってやーねって思ってるんでしょ?
と誘い水を出せば、うんうんと誘い水に引っ張られる人は多数いるのだ。

まぁ、教科書にそんなこと載せたらたちまち大炎上でしょうけれど、
けれどその方が興味の度合いは段違いだと思うのですよ。

当たり前だけど当時はSNSなどなかったから、
ノートの中の出来事に過ぎなかったけれど、
今、清少納言様がご健在でしたら、
自分の意見を発信し続けている、
立派な辛口コメンテーターでしょう。
嗚呼、その棘のあるお言葉に打たれたい。
なんて思ってしまうぐらい、今、トリコなのです。

もう一つ気になっているのは、紫式部。
源氏物語が有名ですが、
興味のあるのは、紫式部日記。

ここに、清少納言様の悪口がかかれているのです。
知ったかぶりの大したことない女だ
的な批判がつらつらと。
今だったら訴訟問題にもなりそうな内容。

あー、ここまであからさまなんて、
なんと楽しい。

今も昔も、
異性に興味があって、
ライバルの同性に火花を散らし、
よそのどうでもよいことにあーだこーだと註釈入れるのは、
なーんにも変わっていないのだ。

なんだかそれが「いとをかし」でございますし、
進みゆく老眼が災いして少しずつしか読めないのが「いとわろし」でございます。

、、、とか言っちゃって、
ニワカカブレでございました。おほほ。











[PR]
by nanacode | 2018-05-19 14:52