時折、
【家庭で不要になった、パソコン、テレビ、ラジカセなど・・・無料で引き取ります】
という、昔で言うちり紙交換のような車が、
家の前を通っているんだけれど、
あれって、本当なの?
だってテレビって捨てると、確か4500円ぐらい取られるじゃない?
それが無料?
・・・なんかあやしぃよねぇ。
前の家にいたときのはなしだから随分前のことだけれど、
実は、1度、ソレを利用したことがある。
マンションの前をちょうどその車がノロノロと走っていたので、
呼び止めて、家に来てもらったのだ。
【無料】で持っていってほしかったのは、
パソコンモニター。
17インチの箱型のヤツで、
半年以上も自宅廊下に鎮座していたものだった。
放置理由は、ただひとつ。
【破棄にお金がかかる】
しかし、それを無料で、しかも持って行ってくれるなんて、
ちょー恩の字。
願ったりかなったりのありがたい業者が、この世にあるなんて!
しかし、そうそう甘い話は、やっぱりなかったのよね。
玄関先までえっちらおっちら、激重のモニターを持ってきたのに、
その箱型のヤツを見たとたんに、その業者のにぃさんは、
【・・・あ、あぁ、、、、このタイプのものですかぁ・・・】
と言って、しばし考え込む(フリ?)をしたのだよ。
そしておもむろに、
【んー、実はですね、このタイプの回収は、当社では扱ってないんですよねぇ・・・】
というのだよ。
【ええ!そうなんですかー!】
と、がっかりしてたら、にぃさんは、
いや、僕は持っていってあげたいんだけど、なオーラもりもりに
どうしてこれが持っていけないのか、
なんやかんやと説明しだしたのだ。
そして最後に、これまた、ちょっと言いにくそうに、
【んー、お客さんも邪魔でしょうし、
どうしても、というのであれば、回収に1000円かかるんですけれど・・・】
という。
キター!!
この手か!!!
と、瞬時に思った。
確かに、1000円ぐらいだったら、ま、いっか!と思って払ってしまう人は多いだろう。
しかし巧みに、その心理を利用しているように思えてしまい、
【あ、じゃ、いいです】
とあっさり断ったのだ。
そしたらなんと、にぃさん、
またまたしばらく考えるフリをし、
【・・・んんー、今回だけは特別ですよ、このタイプのものは、
逆にコッチが(お金の)負担かかっちゃうんですよねぇ】
と、言いつつ持って行ってくれたのだ。
おお!心理ゲーム(?)、作戦勝ち!
だかどうだかはしらないけれど、
シブシブな感じで、その重いモニターを無料で引き取ってくれたのだ。
しかし、粗大ごみをわざわざ回収して自腹で破棄してくれる人なんて、
普通に考えたら100%ありえないわけで、(しかも赤の他人)
今考えても、やはりあれは、ソレが手口でお金を稼いでるんだろうなと、
思うわけなのさ。
破棄するのに何千円もかかる機材が、2台。
ええ、半年どころか1年以上。
タダほど高いものはないとはよく言うけれど、
あの車を見るたんびに、
頼もうかどうか、ちょいと迷っている次第です。